「火の神蒸溜所」ブランドサイト制作
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Overview
赤をめぐる旅へと誘う、唯一無二のウイスキーブランドの世界観を追求
鹿児島県枕崎市に国内本土最南端のウイスキー蒸溜所として誕生した「火の神蒸溜所」のブランドサイト制作をQANDOが担当しました。
火の神蒸溜所は、約半世紀にわたり本格焼酎づくりを続けてきた薩摩酒造が、創業100周年(2036年)を見据えた新たな挑戦として2023年に創設。火山地域特有の清冽な地下水、南国の温暖で複雑な気候、モルト・グレーン両ウイスキーの製造設備に加え、熟練の職人が手がける自社クーパレッジ(樽工房)と樽貯蔵庫など、ウイスキーづくりに欠かせない「人・技・環境」がすべて揃った世界的にも稀有な蒸溜所として注目を集めています。
“エレガント”をテーマに一切の妥協なく追求される味わいと細部へのこだわり。ブランドが目指す理想と酒づくりに必要なすべての要素が揃っているという事実を正しく、より魅力的に訴求するコンセプトやストーリーの開発を通じて、近年のジャパニーズウイスキー需要の高まりに応える新たなブランドの誕生を国内外に届けることを目指しました。
土地の歴史や豊かな気候風土、職人のこだわり、そして酒づくりにかける情熱を紐解き、策定されたブランドステートメント“RED PHILOSOPHY”に込められた思いや背景を伝えるとともに、火や水のゆらめき、立ち上る香り、奥行きと時の流れまでもを感じさせる没入感のあるサイト構成と演出で、ゆっくりと、しかし確実に熟成が進む、新たなジャパニーズウイスキーへの期待感を醸成します。
デザイン面においては、日々、ウイスキーづくりに向き合う職人たちの情熱と探究心、南国の温暖な気候、“火の神”の地に息づく歴史や伝統など、ブランドを形成するあらゆる要素を内包し象徴するカラーであり、ブランドのアイデンティティでもある“赤(=HINOKAMI RED)”を印象的に使用することで、ダイナミックさと静謐さを兼ね備えたエレガントな世界観を構築。お酒らしさにとらわれず、心地よい余韻が感じられる含みのある佇まいで唯一無二のウイスキーづくりに挑戦するブランドの魅力と精神を表現しました。
QANDOでは、2026年以降に予定されているファーストリリースやビジターセンターの開設など、ジャパニーズウイスキーの新たな価値を発信し続ける「火の神蒸溜所」の活動を今後も継続的にサポートしていきます。
Credit
- Client
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薩摩酒造
- Art Director / Creative Director
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小野 勇介(5 HANDS)
- Producer
- 須藤 謙一(QANDO)
- Creative Director / Copywriter
- 中田 洋之(QANDO)
- Art Director / Web Designer
- 菅井 留美(QANDO)
- Copywriter
- 太田 薫(QANDO)
- Web Director
- 米山 真司(QANDO)
- Assistant Web Director
- 小塙 美宇(QANDO)
- Front-End Engineer
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グエン タン ロン(QANDO) /
由比 開化(igram)
- Photographer
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菊池 大
- Launch
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2025年